ツバル、ベネチア、シシマレフーーー地球温暖化などの影響により今世紀には沈むと言われている場所のドキュメンタリー作品を観賞しました。

ツバルの人々の伝統的な祭りも、ベネチアで盛大におこなわれる仮面舞踏会や最高級ホテルも、アラスカ先住民の狩りの文化も、生活基盤となる土地が浸食されることで失われてしまうかもしれないーそんなことを自分事として痛感しました。毎年回数が増える高潮や予想以上のスピードで解け出る永久凍土、厚くならない海氷、浸食されていく私有地、壊される家々を目の当たりにすると、困っている住民はいつかの「私たち」かもしれないとも思うのです。

上映会後の交流会では以下のような意見がでました。

学校でこういう映画を上映して考える機会を持てると良い。
地球に住むひとり一人が責任を持って、この温暖化を止めるように具体的に行動していかなければいけないと痛感した。
子どもたちに漠然とした不安を与えるのではなく具体的な行動を起こすことで前向きになれるようにしたい。
大人が具体的な活動をして手本を示す必要がある。明るい未来を思い描けるようにしたい。
地球上に存在するそれぞれの国や民族には、固有の歴史、伝統、文化があって、どれ一つ取っても絶滅して良いものはない。
SDGｓをただ一時の流行としてとらえるのではなく、継続的に地球市民全員が自分事として取り組んでいくことはこれからの人類にとって必須のことだ。

とても有意義な意見交換会になりました。ご参加してくださった皆様、ありがとうございました！次回もどうぞよろしくお願いいたします。